視覚障害になって最初に取り組んだこと
こんにちは‼️
プロパラアスリート若生裕太です。
今回は、視覚障害になってから、どのようにして視覚障害者としての情報を取っていたのかについて
自分自身の体験をもとに書いていこうと思います。
私は、大学2年生(20歳)の秋に短期間で視力が急激に低下するレーベル遺伝性視神経症を発症し視覚障害になりました。
こうした状況になったとき、
当時の私は周りに視覚障害者の知り合いがおらず、情報を取るのが難しかったです。
私のようにある日突然障害を発症してしまうという可能性は誰にでもあります。
わずか半年で見え方が劇的に変わった私が痛感しました😓
そこで、もし障害を発症してしまった場合や実際に障害を負ってしまって間もない方が
どうすれば情報などをゲットすることができるかを書いていきたいと思います。
私は東京都出身のため、東京の情報に偏ってしまいますがご了承ください。
流れなどだけでも伝わればなと思います。
(少しでも役に立てたらいいな)
私が取り組んだことは3つです。
1井上眼科でロービジョン外来を受診する
2視覚障害者の会に参加する
3自分の興味があるイベントや会に参加してみる
1井上眼科でロービジョン外来を受診する
私はまず、自分の見え方に違和感を感じたとき、地元の眼科を受診しましたがなかなか診断結果が出ませんでした。
いくつかの病院を紹介され、
最終的に日本で有名な眼科の一つである井上眼科を受診することになりました。
私の病気が確定したのも井上眼科でした。
井上眼科↓
日本で有名な眼科なのでたくさんの目に不自由を感じていらっしゃる方が訪れます。
私は症状が確定されたとき
今後の生活はどうなっていくのか
視覚障害者はどのような仕事をしているのか
全然情報がない
というように不安ばかりでした。
こうした不安をまず解消してくれたのが
井上眼科でロービジョン外来を受診することでした。
ロービジョン外来では
今後、どのように生活していくのか
仕事はどうしていくのか
アドバイスや相談に乗ってくれます
まず、私は視力が急激に低下してしまったこともあり、スマホの操作も難しくなっていました。
なので、まず同じ井上眼科のITサポートというスマホの操作などを教わる機会を作っていただきました。
ITサポートの方も視覚に障害がある方でした。
ITサポートの方はスマホの操作だけでなく、
視覚障害の情報がなく困っていた私に
視覚障害の会があることを教えてくださいました。
2視覚障害の会に参加する
とにかく情報もなくどうしていいのかわからなかったので
進められた会に参加してみることにしました。
タートルの会↓
会に参加すると全盲の方から弱視の方までいろいろな方がいました。
仕事もさまざまでした。
会に参加したことで視覚障害の方も
様々な見え方
様々な生活、仕事
様々な趣味活動
をしていることがわかりました。
私は、視覚障害になる前は体育教師を目指していました。
しかし、体育というのはどうしても目が悪いと教師として難しくなっていくのが現実です。
そうした、お話なども視覚障害の方たちは自分自身の体験も踏まえていろいろとアドバイスをしていただきました😄
私が、いまこうして東京パラリンピックを目指しているのも視覚障害の会がきっかけでした。
中途失明でパラカヌーの選手としてパラリンピックを目指した方とお話する機会がありました。その方とお話をしているときに
「小さい頃からスポーツをやってきて、甲子園にも出場した高校でキャプテンもした若生君にはスポーツという武器がある、パラリンピックを目指せる」と言っていただきました。
こうしてパラスポーツをしてパラリンピックを目指す覚悟が出来ました。
3自分の興味があるイベントや会に参加してみる
ロービジョン外来や視覚障害の会などで
色々な方と関わりができます。
そうした中で、興味を持ったことがあったら
今度は、興味を持った会やイベントに参加してみると良いと思います。
私は、前述したとおりパラスポーツを始めることにしました。
最終的にやり投げに専念することになりましたが、
はじめはいくつかのパラスポーツを体験しました。
・代々木公園・伴走伴歩クラブ(バンバンクラブ)
障害を持った方が、伴走伴歩者とランニングやウォーキングを楽しむクラブです。
バンバンクラブ↓
・パラスポーツのイベント
・ブラインドサッカー
・ゴールボール
・ボルダリング
・やり投げ
興味を持ったことには積極的に参加しました。
このように
まず視覚障害者はどのように生活や仕事をしているのかを知る
趣味活動や好きなことに対してはどうしているのかを知る
色々な方と関わり、情報を得る
自分の興味があるイベントや会に参加してみる
という取り組みの中で新たな一歩を踏み出せるのではないかと思います。
いかかでしたでしょうか?
私が視覚障害者として最初に取り組んだことでした。
私がはじめに情報がなく困っていたように、
病気を発症して困っている人に少しでも役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊